「PhotoJewel S」の長所と短所をプロ写真家がレビュー
「マイ写真集を作ってみたい」「写真をきれいに残しておきたい」という人にぴったりのサービス【フォトブック】。
でも、世間にはメーカーやブックの種類がたくさんあって、どう選べばいいかわからない…。
そこで、日本屈指のカメラメーカーCanonの「PhotoJewel S」をピックアップ。
実際にサービスを利用して、1冊作ってみました!
最初から完成までをまるっとレポート。完成品の長所・短所を、プロ写真家が分析します。
Contents
プロ写真家の作品でフォトブックの仕上がりをチェックします!
今回は、一眼レフで撮った写真を使って、写真集クオリティのフォトブックを作ることを目指しました。
写真集クオリティを目指すために
(1)ハードカバー (2)光沢用紙 (3)A4サイズ (4)予算5000円
の条件で作成しました
フォトブックに使う写真素材はプロ写真家 中村路人さんの作品を使用します。幅広いカメラユーザーが参考にできるよう、北海道の美しい風景と人物の写真を織り交ぜたフォトブックを作ります!
できあがったフォトブックの仕上がりもプロ写真家の視点で厳しくチェックしますよ。
自動レイアウトが楽しい「PhotoJewel S」
「PhotoJewel S」は、日本が誇るカメラメーカー・キヤノンの自動レイアウト フォトブックサービス。
公式サイトからダウンロードできる無料ソフトを使うと、キヤノン独自の技術「EAGiAL(イージアル)」が、写真の中の主人公や写真の時系列を解析し、自動で“いい写真”を中心にレイアウトしてくれます。
印刷は、一般的なインクジェット印刷の4色(CMYK)にフォトシアン(PC)、フォトマゼンダ(PM)、グレー(Gray)の3色を加えた7色インク方式。4色のインクだけでは再現できない、豊かでなめらかな階調表現や色彩表現に長けています。
プロ写真家が見た「PhotoJewel S」の長所・惜しいところ
「PhotoJewel S」の長所
・自動レイアウト機能がとっても優秀、便利!
・自動補正で、暗い写真も明るくハッキリ♪
「PhotoJewel S」の惜しいところ
・自動補正をOFFにしないと、元版と大きく変わっちゃう…
・専用ソフトのダウンロードがちょっとメンドウ
・文字(フォント)が昭和っぽくて残念…
「PhotoJewel S」の総合評価
最大の魅力は「自動レイアウト機能」。色調の似た写真をうまく組み合わせたり、時系列の順に並べたりと、想像以上に優秀な仕上がりでした。
仕上がりは色調補正があるため、初心者にオススメ。ちょっと失敗しちゃった写真もきれいに表現できそうです。
届いた「PhotoJewel S」を徹底調査
今回の注文内容はこちら。
ヤマト運輸で到着。梱包材に丁寧に包まれて届きました。
表紙にツヤはなく、マットでスベスベとした上品な仕上がりです。
表紙は、硬い厚みのある「ハードカバータイプ」。長期保存に適しています。厚さは1.5mm程度で、表紙の色は白というよりオフホワイトのような柔らかいニュアンスです。
「PhotoJewel S」のいいところは、表紙のほか、背表紙と裏表紙にも、写真や文字を入れられること! ここはメーカーによって差が出るところで、できないメーカーもあります。
「PhotoJewel S」はコントラスト強めの発色!初心者にはうれしい自動補正つき
印刷方式は7色によるインクジェット。全体的に、他社に比べてコントラストが強く、パッキリと表現されました。暗さが補正され、明るく表現されている印象です。
撮り慣れていない人、写真を始めたばかりの人にはうれしい機能かもしれません。
光沢紙の中面はツヤツヤ、キラキラ。写真の光のきらめきが華やかに表現できています。これが光沢紙のいいところです。
文字を入れたページはこんな感じに。文字サイズは最小を選びましたが、1文字が4mm角でやや大きく、行間も詰まり気味で残念…。これなら入れない方がスタイリッシュかも。
製本の仕方は、センター部分がフラットになるタイプ。従来の写真のアルバムに近く、本文が180°フラットに開きます。みんなでワイワイと眺めるのにもぴったり。2ページにまたがる写真を使うと迫力のある仕上がりになりますよ。
「PhotoJewel S」は自動レイアウトと補正で初心者でも安心して利用できる
では、もう一度まとめましょう。
「PhotoJewel S」の長所
・自動レイアウト機能がとっても優秀、便利!
・自動補正で、暗い写真も明るくハッキリ♪
「PhotoJewel S」の惜しいところ
・自動補正をOFFにしないと、元版と大きく変わっちゃう…
・専用ソフトのダウンロードがちょっとメンドウ
・文字(フォント)が昭和っぽくて残念…
「PhotoJewel S」の総合評価
最大の魅力は「自動レイアウト機能」。色調の似た写真をうまく組み合わせたり、時系列の順に並べたりと、想像以上に優秀な仕上がりでした。色調補正があるため、初心者にオススメ。ちょっと失敗しちゃった写真もきれいに表現できそうです。
「PhotoJewel S」公式サイトはこちら
https://cweb.canon.jp/photojewel-s/