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広角レンズでダイナミックな写真表現を手に入れる!プロの使いこなしテクニック

 2018/05/15 交換レンズ   2,172 Views

撮りたいイメージに合わせて好きなレンズを選べることが一眼レフの醍醐味(だいごみ)ですよね。

広角レンズを使っているけど「広い範囲を撮っただけ」の写真になっていませんか?広角レンズは愛用するプロカメラマンも多く、写真の楽しみ方が大きく広がるレンズです。

ここではダイナミックな表現が得られる、広角レンズの基本、使いこなし、おすすめレンズについて解説します。特に、広大な風景を写真に収めたり、インパクトがある迫力ある写真を撮りたい方におすすめです。

広角レンズの特徴と使いこなしをしっかり覚えて、他の人には撮れないダイナミックな写真表現を楽しみましょう。

Contents

広角レンズってどんなレンズ?まずは定義をしっかりと

交換レンズの種類として、代表的なものに「広角レンズ」「標準レンズ」「望遠レンズ」「マクロレンズ」があります。このうち「マクロレンズ」は他のレンズより被写体に近づいて撮ることができる、ちょっと特別なレンズです。

比較的よく使われる交換レンズ、「広角レンズ」「標準レンズ」「望遠レンズ」は、焦点距離が違います。つまりどこまで広い絵を撮れるか?という画角が違います。

レンズの基本!焦点距離と画角の関係を覚えておこう

焦点距離は「○mm(ミリ)」とミリ単位で表されます。焦点距離の何ミリがどれくらいの画角に相当するか、おおよその数字と撮れる写真の感覚を覚えておくとよいでしょう。

焦点距離と撮れる画角を比較した写真、上高地の風景イラスト

焦点距離と撮れる画角を比較した写真、ランドマークの展望台から

まずは超広角の16mmから。視界に入るものがほぼすべて画面に収まるので、かなりダイナミックで広い範囲の写真を撮ることができます。気をつけないと、周りの建物や自分の手足が写ってしまうこともあるので要注意です。

次はスタンダードな広角レンズ24mmです。眼で見た範囲より一回り広い印象の写真を撮ることができます。広角レンズの中でも比較的使いやすい上に、広角レンズらしい写真を撮ることができるので、練習としておススメの焦点距離です。

広角でも35mmになってくると、眼で見た範囲に近い写真を撮ることができます。十分広い範囲を画面に収めながら、素直な印象の写真を撮ることができます。

このように、焦点距離が短い(数値が小さい)と広い景色を撮ることができます(広角)。反対に、焦点距離が長い(数値が大きい)と狭い範囲をグッと引き寄せて撮ることができます(望遠)

16mmから300mmまで焦点距離を変えるとどのように写るか比較してみました。写真の左右を押すと焦点距離が切り替わるので、ぜひご覧ください。

 

この焦点距離という数字で「広角レンズ」「標準レンズ」「望遠レンズ」は分類できます。目安として、広角レンズは焦点距離35mm以下標準レンズは40mmから60mm望遠レンズは70mm以上です。

この目安はフルサイズ換算の焦点距離です。焦点距離と画角は、撮像素子のサイズで対応が異なります。

広角、標準、望遠を焦点距離で比較した表

カメラを買ったときについてきた標準ズームレンズも立派な広角レンズ

カメラを買ったときについてくるキットレンズの標準ズームをお持ちだと思います。キットレンズの標準ズームレンズで構いませんので、焦点距離の数字を見てください。例えば「24-105mm(APS-Cなら18-55mmなど)」と書かれていれば、広角+標準+望遠の一部までカバーできるレンズです。

APS-C 標準ズームの焦点距離を拡大した写真

たいていの標準ズームレンズは広角側がフルサイズ換算で24mmや28mm(APS-Cでは15mm、18mm)までカバーしています。したがって、手持ちの標準ズームレンズは立派な広角レンズです。広角レンズの写真を試してみたい場合は、新しいレンズを買わなくても最初は標準ズームレンズで十分です。

まずは手持ちの標準ズームレンズの広角側を使って、広角レンズの画角を試してみましょう。そして標準ズームレンズでは撮れない本格的な広角レンズの写真を撮りたくなったら、新しい交換レンズを検討しましょう。

実はスマートフォンの画角も広角レンズ

みなさんがお持ちのスマートフォンも、画角で考えると広角レンズです。実際にiPhoneで撮った写真と28mmの画角で撮った写真を比べると、ほぼ同じ画角で撮れていることがわかります。

広角レンズというと身構えてしまいますが、じつはスマートフォンと同じ画角と聞くと安心して使えますね。この記事を参考にして、広角レンズの特徴をしっかり学び、広角レンズを使いこなせるようになると、スマートフォンの写真も今までと違ったように撮れますよ。

広角レンズの3つの特徴を活かすことが使いこなしのポイント

広角レンズでも望遠レンズでも、交換レンズを使いこなして思い通りの写真を撮るには、レンズの特徴を活かした撮り方で撮ることが必要です。

交換レンズの基準(スタンダード)といえば、標準レンズです。標準レンズは人の見た目に近い自然な画角と遠近感で写真を撮ることができます。

広角レンズは、標準レンズにはない特徴を3つ持っています。1つ1つ見ていきましょう。

広角レンズの特徴1|画角が広い … 広い範囲を撮れる

まず広い範囲を撮れることですね。広角レンズを使えば目の前に広がる風景をほぼすべて写真に収めることができます。アメリカのグランドキャニオンのように広大な景色を撮りたいとか、小さな部屋で被写体との距離を十分確保できない場合などに活躍します。

広大な風景を広角レンズで撮った写真

参考までに、人間の眼は120°程度の画角を持っています、これはフルサイズ換算で12mmの超広角レンズと同等です。

画角の広さを実感するために、カメラを構えずに目の前の風景を見て、どこまで画面に収まるかイメージしてみて下さい。次に、実際にレンズの焦点距離を合わせて、ファインダーを覗いてみて下さい。目で見た風景のどこからどこまで写真に収められるのかを知ることが第一歩です。

また画角が広いということは、同じ大きさで主役を撮ったときに、より背景が広く写せます。例えばこちらの作例は、同じ被写体を同じ大きさで写るようにカメラとの距離を変えて撮り比べたものです。

焦点距離50mmの標準レンズで撮った写真

焦点距離24mmの広角レンズで撮った写真

焦点距離16mmの超広角レンズで撮った写真

50mm,24mm,16mmを比較した写真

人の見た目に近い標準レンズと比べて、背景がより広く写っていることがわかります。このように、広角レンズは背景の情報をより多く含めて撮りたいときにも便利です。

広角レンズの特徴2|誇張(パース) … ダイナミックな表現ができる

広角レンズを使いこなす上で、最大の特徴と言っていいのが誇張です。

誇張とは、本来の見た目に対して見せたいポイントを強調して表現することです。広角レンズで何が強調されるかというと、遠近感が誇張されます。もう少し平たく言うと、「近いものはより近く、遠いものはより遠く」に歪んで誇張されます。

広角レンズで撮った誇張の写真

広角レンズで撮ると、手前の花がより大きく、奥のビルは実際より小さく誇張されて歪んで写ることがわかります。

この歪はパースとも呼ばれます。パースは画面のどこか1点に向って収束する特徴があります。また画面の端に配置したものほど大きく収束します。

広角レンズの特徴であるパースの解説図

この誇張(パース)を上手く使うと、奥行き感を感じさせる写真を撮れたり、見せたいものを手前に大きく配置して広い背景と組み合わせたような写真を撮ることができます。

広角レンズの特徴であるパースの解説図2

広角レンズの特徴であるパースの解説図3

この誇張(パース)の効果をより活かすには「被写体により近づく」あるいは「低い位置から撮る」方法がおすすめです。

広角レンズの特徴であるパースの解説作例

広角レンズの特徴であるパースの解説図 補助線入り

ファンダーを覗く前に「広角レンズでこのアングルから撮れば、このように誇張されるはず」と、イメージを作ってからカメラを構えるとよいですね。

広角レンズの特徴3|被写界深度が深い … 手前から奥までピントが合う

広角レンズの特徴3つ目は、被写界深度が深く手前から奥までピントが合わせやすいことです。パンフォーカスの記事でも解説しましたが、被写界深度(=ピントが合ったように見える範囲)は広角レンズの方が深くなります。

風景写真は画面の隅々までピシッとピントを合わせると力強さが増します。広角レンズの特徴である、画面の広さ+誇張+被写界深度の深さを組み合わせることで、よりダイナミックで迫力のある風景写真を撮れるようになりますよ。

広角レンズ+誇張+パンフォーカスを組み合わせた風景写真の作例

風景写真だけではなく、テーブルフォトなど近くの被写体で被写界深度を深くしてパンフォーカスを得たいときにも使えます。そのまま広角レンズで撮ると画面の端が無駄だったり誇張(パース)の歪が目立つので、中央部分だけをトリミングするとよいですね。

広角レンズに最適なおすすめシチュエーション

広角レンズを手にしたらぜひ撮ってもらいたい、おすすめシチュエーションを紹介します。どれも広角レンズの特徴(広い画角、誇張、深い被写界深度)を活用して、見た目よりダイナミックな表現ができる被写体です。

空や雲を撮る

広角レンズを手にしたらまず撮って欲しいのが空です。特に面白い形や表情をした雲を撮ってみて下さい。思い切って空を大きく入れることで、雲の動きをダイナミックに表現した写真を撮ることができますよ。

広角レンズで雲を入れた作例1

広角レンズで雲を入れた作例2

星空を撮る

満天の星空は広角レンズでぜひ撮って欲しい被写体です。夜空の星は意外と広く、24mmや28mmのレンズだと物足りないことがあります。広角レンズの中でもフルサイズ換算で20mm以下のレンズを使うと、天の川と地上風景を含めて広大な星空を撮ることができます。

20mmくらいの広角で星の軌跡を撮った作品

20mmくらいの広角で天の川を撮った作品

海を撮る

空、雲、星と同じように海も広角レンズに向いた被写体です。特に朝日や夕日、月明かりなど、印象的な光が射し込んでいるシーンを選ぶと海面に表情が生まれるのでおすすめです。

広角レンズで海を主題に撮った作品(朝焼け、夕焼け、月明かりなど)

花にグッと寄って撮る

花撮影はマクロレンズが向いていると思われますが、広角レンズでアングルを工夫しながら花にグッと寄ってみてください。花がどのようなシチュエーションに咲いているかを含めた面白い写真を撮れますよ。

花と背景の作品

建築物を撮る

歴史的な建造物や高層ビルなど、建築物は広角レンズに向いた被写体です。広角レンズの誇張(パース)を活かすことで、建築物の高さや迫力をより強調した写真を撮ることができます。

広角レンズで建物の外観を撮った写真

一方で、建築物をまっすぐ撮りたい場合は、誇張(パース)の影響で、建物の柱が収束して歪んで写ることがあります。そのようなときは、できるだけ建物を画面の中心に配置することで歪を抑える事ができます。また、RAW現像やレタッチで歪を修正する方法もありますよ。

室内を撮る

広角レンズの広い画角を活かして、室内の全体像を撮ることができます。お店のウェブサイトで店内の風景を撮ってお客さんに紹介したり、旅先で泊まったホテルの室内を想い出として残すことができます。

広角レンズで室内を撮った作品

また窓から見える外の風景を主題にして、室内をシルエットの額縁効果として撮る方法もあります。新緑や紅葉など景色が映える時期にはおすすめの活用方法ですね。

広角レンズで室内から外の風景を撮った作品

ポートレート(人物)を撮る

一般にはポートレート(人物)は85mmの中望遠が向いていると言われますが、広角レンズでも撮ることができます。広角レンズの特徴であるダイナミックな表現を活かして、迫力ある背景と人物を組み合わせたいときに使えます。少し下のアングルから撮ることで、被写体の足を長く見せられる効果もあります。

広角レンズでポートレートを撮った作品

一方で広角レンズは歪みやすいので、不自然に顔が大きくなったり小さくなったりすることがあるので注意してくださいね。

旅行先でスナップを撮る

旅先の街角で見つけた面白いものを撮るスナップ写真にも向いています。周りのシチュエーションをバランス良く収めて、旅先の想い出や空気感をそのまま写真に収めてみましょう。

広角レンズで街角スナップを撮った作例1

広角レンズで街角スナップを撮った作例2

広角レンズでやってしまいがちな失敗例

さて、ここから広角レンズ使いこなしのテクニックを紹介していきます。その前に、広角レンズでやってしまいがちな失敗例を紹介します。心当たりのある方は注意して撮影してくださいね。

広角レンズの失敗例1|余計なもの(人工物、人、枝、無駄な空間)が写っている

広角レンズは広い範囲を写せる面白さがありますが、一方で余計なものが写り込みやすいという危険があります。

写真の構図の基本は引き算です。主題と関係ないものを徹底的に省くことで、何を撮りたかったのか?わかりやすい写真になります。広角レンズを使うときは、必要以上に画面の隅々まで気を配って余計なもの、無駄な空間が写っていないか確認するようにしましょう。

余計な空間や邪魔者が写った広角レンズの失敗例

広角レンズの失敗例2|レンズフードが写りこんでいる

レンズフードはレンズに直射日光が射し込むことで起こるゴーストやフレアを防ぐために装着します。広角レンズ用のレンズフードは花型フードと呼ばれる形状ですが、実はレンズに取り付ける向きがあります。

花形フードの出っ張った部分を上下に、引っ込んだ部分を左右に取り付けます。もし逆に取り付けてしまうと、目一杯広角に引いたときに、出っ張った部分が写真に写り込んでしまいます。

またフードはレンズの先に回転させて取り付けますが、カチッと音がするまでしっかり回し込まないといけません。中途半端な状態だと、一見フードがついているように見えますが、写真を撮ると画面の端にフードの影が写ります。注意してくださいね。

レンズフードでケラレた広角レンズの失敗例

広角レンズを使い始めたことは、思った以上の範囲が写ることに驚くと思います。やってしまいがちなのが、自分の手足が写ってしまうことです。カメラを構えたらファインダーの隅々までよく確認して、余計なものが入っていないか確認しておきましょう。

広角レンズの失敗例3|不自然に歪んでいる

誇張(パース)は広角レンズの大事な特徴ですが、必要以上に被写体が歪んで不自然さを感じさせてしまうと失敗です。例えば集合写真にありがちですが、画面の端に人物の顔を配置したときに横方向に歪んでしまうことが挙げられますね。

不自然に歪んでしまった広角レンズの失敗例

広角レンズマスターへの第一歩|おすすめ練習法

Step1|まずは標準レンズの広角側を使ってみよう

広角レンズのラインナップを見ると、様々な焦点距離のレンズがあることがわかります。フルサイズ換算で14mmといった超広角レンズなんか、どんな写りをするんだろう?と気になりますよね。

しかし最初から焦点距離の短い超広角レンズを使ってしまうと、画面の広さに圧倒されて、レンズの特徴を理解する前にレンズに遊ばれてしまいがちです。

そこで、まずは広角レンズの入り口であるフルサイズ換算で24mmまたは28mm(APS-Cなら15mm、18mm)からスタートしてみましょう。カメラを買ったときについてきた、キットレンズ標準ズームで大丈夫です。

キットズームレンズの焦点距離クローズアップ

Step2|街角スナップから始めてみよう

いきなり風景写真を撮りに行ってもよいのですが、広角レンズの画角と誇張(パース)に慣れるために、身近な街歩きから始めてみましょう。街を歩いて目についた「面白いもの、気になったもの」を発見したら、いつもより一歩近づいて撮ってみましょう。被写体に一歩近づくことが広角レンズの特徴を活かすポイントです。

街角スナップ 広角で寄った作品

Step3|背景に気をつけて余計なものが写り込まないように

広角レンズの広い画角の影響で、背景にたくさんのものが写っていると思います。通行人や人工物など、余計なものを徹底的に画面から追い出しましょう。見せたいものだけをシンプルに写すこと、単純なようですが意外と難しいのでぜひトライしてみて下さい。

広角レンズで街角スナップ 背景に余計なものが写った例

広角レンズで街角スナップ 引き算でシンプルにした例

Step4|カメラポジションを変えてみよう

背景をシンプルにすることができたら、アングルつまりカメラの位置を変えてみましょう。普段撮っているカメラの高さだけでなく、しゃがみこんでローアングルで撮ってみると広角レンズの誇張(パース)を活かした写真を撮ることができます。広角レンズはアングルを変えると全然違う世界が見えてきますよ。

広角レンズで街角スナップ ローアングルで撮った写真

また、上を見上げて空を大きく入れた構図も面白いですね。手前にポイントとなる被写体を大きく入れるといいですよ。

広角レンズで街角スナップ 空を見上げて撮った写真

Step5|足し算構図に挑戦しよう

構図の解説で、写真の構図は引き算とお伝えしました。伝えたいモノ以外を画面から徹底的に省くことで、写真を観た人に「何を撮りたかったのか」が伝わる写真を撮ることができます。引き算を意識することは写真上達の第一歩です。一方で、引き算に慣れてくると、シンプルなだけの写真に飽きてきます。そこで、写真にひと味を添えるアクセントを加えるのが足し算構図です。

といっても、なんでもかんでも写真に入れてしまうと、広角レンズの失敗例のように余計なものが入った写真と見られてしまいます。大事なことは、主題や撮りたいイメージに合ったものを選りすぐって画面に入れることです。最初は難しいと思いますが、足し算構図ができると写真の面白さが大きく広がります。プロカメラマンの作品は、そのほとんどが足し算構図でできています

広角レンズは画角が広いので、足し算構図に向いたレンズです。ある程度、広角レンズに慣れてきたら、ぜひ足し算構図に挑戦してみてくださいね。

広角レンズで足し算構図の写真

おすすめ広角レンズをメーカー別に紹介します

Nikon 【フルサイズ用】 広角ズームレンズ

AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED

FXフォーマット(フルサイズ)対応、開放F値 F2.8通しの明るい広角ズームレンズです。広い画角、抑えられた収差、明るい開放F値から、星景撮影では定番と言われるレンズです。注意点はレンズの前玉が前に突き出しているので、保護フィルターが装着できません。また非常に高価で、レンズ重量が1kgを超えることから、購入には相当勇気が必要ですね。このレンズを使いたいためにNikonニコンのカメラを買うくらい、代表的な広角ズームレンズです。

AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G ED

手ブレ補正(VR)は備わっていませんが、385gと軽量コンパクトで使いやすい広角ズームレンズです。描写性能もかなり優れていて、かつ購入しやすい価格なので、広角ズームレンズの最初の1本としておススメです。

Canon 【フルサイズ用】 広角ズームレンズ

EF16-35mm F2.8L III USM

開放F値 F2.8通しの大口径広角ズームレンズの定番レンズで、今回で3代目のモデルチェンジです。従来のレンズに比べて、広角レンズで発生しやすい周辺部の色収差などが改善されています。また、レンズコーティングが進化して逆光のフレア、ゴースト耐性が強化されています。キヤノンのF2.8通しのズームレンズは、このレンズと、EF 24-70 F2.8L、EF 70-200mm F2.8L、の3つで大三元レンズと呼ばれています。フルサイズ機を購入したら、いずれは揃えたい1本ですね。

EF16-35mm F4L IS USM

EF16-35mm F2.8L III USMに比べて、開放F値を F4通しに抑えてバランスがとれた広角ズームレンズです。従来、EF 17-40mm F4L USM より広角側が1m伸び、4段分のIS(手ブレ補正)が備わりました。その他、防塵防滴性能などLレンズにふさわしい品質に仕上がっています。「本格的な広角ズームレンズを買いたいけど、F2.8の価格はちょっと・・」という方にオススメのレンズです。

Sony 【フルサイズ用】 広角ズームレンズ

FE 16-35mm F2.8 GM SEL1635GM

ソニーのフルサイズ用 開放F値 F2.8 通しの広角ズームレンズです。Gマスターレンズの基準を満たす美しいボケ味と高い解像度が特徴です。その分、価格も非常に高価ですので、長く使い続けたい1本ですね。

FE 12-24mm F4 G SEL1224G

広角側 12mmから撮影できる超広角ズームレンズです。超広角ズームレンズは広角側が16mmというのが通常ですが、このレンズは12mmという強烈なワイド感を得られるレンズです。開放F値を F4 に抑えたことで、レンズ重量が565gとコンパクトなボディにマッチするサイズに仕上がっています。FE 16-35mm F2.8 と並んで高額な超広角ズームレンズで、どちらを選ぶか悩ましいですね。

PENTAX 【フルサイズ用】 広角ズームレンズ

HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR

PENTAXのフルサイズ用 超広角ズームレンズです。従量が1kgを超える巨大なレンズで、持ち運びは多少苦労するかもしれません。レンズが前に突き出ているので保護フィルターが装着できないため、パカッとかぶせる形状のレンズフードをこまめに装着することになります。サイズが大きい分、描写力が高く、特に解像度は驚くほどです。一方で価格もかなり高価です、購入には覚悟が必要ですね。

タムロン 【フルサイズ用】 広角ズームレンズ

SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD (Model A012)

PENTAX 15-30mm のベースと予想されるのがタムロンのSP 15-30mmです。PENTAXと同じ光学系ですので、重量級の巨大レンズですが非常に高い解像度を得ることができます。価格はPENTAXよりかなり安く、キヤノン、ニコン、ソニーユーザーがF2.8通しの超広角ズームレンズを購入する際に、おすすめできる1本です。

Nikon 【APS-C用】 広角ズームレンズ

AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR

気軽に広角レンズの撮影を楽しみたい方にオススメの小型軽量広角ズームレンズです。DXフォーマット専用レンズで、レンズ重量が230gと非常に軽い上に3.5段分のVR(手ブレ補正)が備わっているので、街歩きに持っていきたくなります。レンズマウントがプラスチックなため多少チープさを感じますが、オートフォーカスのスピードとレンズの解像度は上位レンズに負けない描写力を持っています。

ただし、AF-PレンズはD7000、D5100、D3200など使用できない機種がありますので、購入される際は機種の対応をご確認ください。

Canon 【APS-C用】 広角ズームレンズ

EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM

フルサイズ換算で16mmの超広角の世界を手軽に楽しめるAPS-C専用の広角ズームレンズです。コンパクトなサイズと4段分の手ぶれ補正(IS)が備わっているので、街歩きにピッタリな1本ですね。またステッピングモーターを採用しているので、動画撮影時でもオートフォーカスがスムーズに動かせます。標準ズームレンズの広角側が物足りなく感じたら、ぜひ次に買っておきたいレンズです。

EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM

キヤノンのミラーレス EOS M シリーズ専用の超広角ズームレンズです。シンプルで見栄えの良い外観と、コンパクトながらフルサイズ換算で18mmからの広い画角を得ることができます。手ブレ補正(IS)も備わっているので、街歩きに持っていきたいレンズですね。最短撮影距離も0.15mと非常に短いので、被写体にグッと寄ってダイナミックな絵を撮ることもできます。

Sony 【APS-C用】 広角ズームレンズ

E 10-18mm F4 OSS SEL1018

ソニー APS-Cサイズ ミラーレス機用の超広角ズームレンズです。フルサイズ換算で15mmから27mmまでの画角を得られることと、開放F値が F4 通しでズームしたときにf値(絞り値)が変わらないのが特徴です。レンズ重量も225gと非常に軽く、解像度も良好です。ソニーのAPS-Cミラーレスでちゃんとした広角ズームレンズが欲しい方にオススメです。

PENTAX 【APS-C用】 広角ズームレンズ

smc PENTAX-DA 12-24mmF4 ED AL[IF]

PENTAX APS-Cに対応した広角ズームレンズです。他社のレンズと比べると広角側がフルサイズ換算で18.5mmからと多少狭くなっています。比較的、軽量コンパクトで扱いやすい広角ズームレンズです。

タムロン 【APS-C用】 広角ズームレンズ

AF 10-24mm F/3.5-4.5 Di II VC HLD (Model B023)

従来の「10-24mm(Model B001)」が4段分の手ぶれ補正を採用してリニューアルされました。タムロンの新シリーズはスタイリッシュで高級感のある外観が特徴です。ズームリングとピントリングの操作性もよく、かなり解像度の実力も高いです。また防滴対応が採用されているので多少の雨でも撮影が可能です。手ごろな価格で手に入る、おすすめの1本です。

マイクロフォーサーズ 広角ズームレンズ

LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm/F2.8-4.0 ASPH. H-E08018

マイクロフォーサーズはレンズの焦点距離を2倍するとフルサイズ換算になるので、16-36mmに相当する超広角ズームレンズです。広角側の開放F値が F2.8 と明るく、最短撮影距離が0.23mと短いので近づいて背景をボカす撮影も可能です。また防塵防滴仕様なので、雨天やホコリっぽい場所でも気にせず撮影に集中できます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

フルサイズ換算で18-36mmの焦点距離をカバーする広角ズームレンズです。特徴はとにかく軽量コンパクト、レンズ重量は155gと非常に軽く装着していることが気にならないレベルです。マイクロフォーサーズの特徴である軽量コンパクトさ活かすベストマッチなレンズです。

広角レンズの魅力|難しいけどこんなに面白いレンズはない

広角レンズは普通に撮ると「広く撮っただけ」「余計なものが写っている」など、失敗写真を連発しやすいレンズです。

しかしながら、誇張(パース)などレンズの特徴を活かしてしっかり画面整理をすることで、主題をハッキリ写しつつ背景でシチュエーションを伝える写真を撮れるようになります。こうした写真は広角レンズならではですね。

広角レンズを使えるようになると、世界を観る目が変わります。広角レンズは新しい写真の面白さを発見できるレンズであり、写真の世界によりハマるきっかけになるレンズといえますね。

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