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おすすめ単焦点レンズ|メーカー別に一眼レフ初心者が買うべき1本を紹介します

 2019/02/10 交換レンズ 単焦点レンズ   3,056 Views

カメラを買ったときについてきたレンズをずっと使っているけど、レンズ交換をやってみたい。

単焦点レンズを使ってボケがキレイな写真を撮ってみたい。

けれど「種類がいっぱいあってどれを買えばいいかわからない」と、困っていませんか?

単焦点レンズはリーズナブルといっても、1本何万円もする買い物です。「単焦点レンズを買ったけど、使い勝手が悪くてあまり使っていない」というのは避けたいですね。使わないレンズが家にゴロゴロ転がっていると後ろめたい気持ちになってしまいます。

自分に合った単焦点レンズを選ぶことができると、撮れる写真が見違えるのでシャッターを押すのが楽しくて仕方なくなります。

単焦点レンズは無駄に高価なレンズを買う必要はありません。自分が撮りたいイメージに合った焦点距離と開放F値を選ぶことがポイントです。プロのカメラマンも仕事では高級ズームレンズを使うけど、プライベートでは1本2万円で買える単焦点レンズを愛用することもあります。

繰り返しますが、大事なことは自分の撮りたいイメージに合わせて単焦点レンズを選ぶことです。

そうすれば、瞬間を切り取る写真の面白さをより深く楽しむことができるようになるので、「カメラを趣味にしてよかった!」と思えるようになります。

ここでは単焦点レンズ選びで大切な焦点距離の選び方を解説します。これを読めば、あなたが最初に買うべき焦点距離がわかります。

そしてメーカー別におすすめ単焦点レンズを紹介します。無理のない予算で購入できるように、2万円から6万円で購入できるリーズナブルなレンズをセレクトしています。

あなたが自分にあった単焦点レンズと出会って、写真ライフがますます楽しくなるよう願っています。

「そもそも単焦点レンズってなに?」「単焦点レンズの魅力ってなに?」という方は、まずこちらの記事をご覧ください。

単焦点レンズは王道の 50mm 標準レンズからはじめよう

これから単焦点レンズを購入される方向けに、焦点距離の選び方を紹介します。

焦点距離はフルサイズ換算を基準にしていますので、APS-Cの方は1/1.5、マイクロフォーサーズの方は1/2と読み替えてくださいね。

たとえばフルサイズで50mmのレンズを買いたいと思ったら、APS-Cの方は30から35mmのレンズ、マイクロフォーサーズの方は25mmのレンズです。

最初の一本に最適!標準単焦点レンズ 50mm

はじめて単焦点レンズを購入される方は、王道とも言える50mm 標準レンズをおすすめします。50mmはあらゆる交換レンズの基準になる焦点距離なので、カメラの練習として最初に身につけたい画角ですね。

50mmの単焦点レンズで切り取れる画角は、人が軽く集中して見た感覚に近いでしょう。

また広角レンズや望遠レンズのように遠近感を変える効果も少ないので、人が見たそのままの遠近感で撮れます。つまり「ここいいな!」と感じた感動を、自然な感じでシンプルに切り取ることができます。

例えばこちらの作品、古びた金属の質感を眼で見た遠近感で忠実に再現していますね。このように街を歩いて気になったものを素直に切り取るスナップ撮影に50mmはとても向いています。

50mm単焦点レンズの作例(スナップ)

ポートレートにも50mmの標準単焦点レンズは向いています。背景のシチュエーションを活かして自然な感じで人物と背景をマッチさせたポートレートを撮ることができます。

50mm単焦点レンズの作例(ポートレート)

単焦点レンズはズームができないので、風景撮影は少し苦手です。でも50mmにバッチリあう風景を見つけたら、これ以上ないほどのハマり具合を実感できますよ。

50mm単焦点レンズの作例(風景)

50mmは価格もリーズナブルで、開放F値の明るいレンズが多いのが特徴です。迷ったらこれ!ぜひ単焦点レンズの最初の1本に買っておきましょう!APS-Cのカメラを持っている方は焦点距離が28-35mm、マイクロフォーサーズの方は25mmが標準レンズです。

広角レンズのダイナミックさを楽しめる!24mm 28mm

24mmは広角レンズの代表的な焦点距離です。目の前の風景をぼんやり見たときのほぼすべてを収めることができるので、かなり広い範囲を撮ることができます。

また広角レンズの特徴である、遠近感の誇張(近いものはより近く、遠いものはより遠く)が発揮されるので、気になったものを大げさに写してダイナミックな写真を撮ることもできます。

たとえばこちら、枯れた木を主題にして背景の冬景色を広く入れることで主題が置かれた状況を説明することができます。

24mm単焦点レンズの作例(風景1)

広い画角を利用して背の高い木々をてっぺんまで入れながら、ポイントに富士山を配置しています。広角レンズはこうした主題+αの「足し算構図」を楽しむことができます。

24mm単焦点レンズの作例(風景2)

24mmとよく似た焦点距離として28mmの単焦点レンズがあります。24mmはぼんやり眼の前を眺めたときに、目で見える範囲より一回り広い画角で、28mmはそれより少し狭い画角です。

24mmの方が広角レンズらしさが際立つのですが、邪魔なものが画面に入りやすいので画面整理の難易度が少し上がります。単焦点レンズの練習として考えるなら28mmの方が使いやすいでしょう。28mmの画角に慣れたら24mmにステップアップする使い方もおすすめです。

28mm単焦点レンズの作例(風景)

24mmも28mmも画角がかなり広く、遠近感も誇張されます。そのため、風景撮影やスナップ撮影には向いていますが、人物撮影では人物が小さくなったり手足が不自然に長くなったりと、使いづらさを感じることがあります。

ただ24mm、28mmの画角に慣れれば、遠近感の誇張を活かしながら風景と人物をマッチさせた写真を撮ることができるので、面白い表現が得られます。

気になるものを周りの風景と一緒に表現できる 35mm

35mmはレンズの分類では広角レンズの入り口にあたります。人の見た目に近い50mmに比べて、その周辺の情報まで一緒に切り取ることができます。

50mmは気になるものをそのまま撮れる焦点距離、35mmは気になるものを周りの風景まで入れて表現できる面白さがあります。

その分、50mmに比べて余計なものが入りやすくなるので、画面構成は少し気をつける必要があります。街歩きのスナップやお子さんの記念写真など、いろんなシチュエーションに万能に使える焦点距離です。

例えばこちらの作品、主題の富士山を入れながら横にある白くなった木々を一緒に収めています。24mmの広角レンズほどダイナミックな表現ではありませんが、あくまでも自然に目の前の風景を収めることができます。

35mm単焦点レンズの作例(風景)

最初に50mmの焦点距離に慣れてから、24mmまたは28mmの焦点距離を覚えることで、それらの中間にある35mmの意味がわかってきます。ズームレンズばかり使っていると気が付きませんが、単焦点レンズはそうした焦点距離のわずかな違いに気がついて、使いこなすことができます。

24mmも35mmも広角レンズに分類されるレンズです。焦点距離の違いを実感できるので、50mm標準単焦点レンズの次のステップとして2本目の単焦点レンズにおすすめですね。

圧縮効果を体感できる!中望遠単焦点レンズ 85mm 100mm

85mmは中望遠レンズの入り口です。人物撮影ならバストアップのように撮りたいところをガッツリ切り取る感覚で撮影できます。

中望遠レンズの特徴である圧縮効果(遠くの背景を引き寄せる)が発揮され、被写界深度もかなり浅くなるので、背景をよくボカして主役を浮かび上がらせる写真を撮ることができます。

85mmに近い焦点距離のレンズとして、100mmマクロレンズを代わりに使うこともできます。マクロレンズを持っている方は近くだけなくいろんなものを撮ってみてくださいね。

85mmはポートレートの定番レンズです。浅い被写界深度でふんわりボケた背景にバストアップで捉えた人物を浮かび上がらせることができます。

85mm単焦点レンズの作例(ポートレート)

焦点距離に迷ったら50mmからはじめてみよう

単焦点レンズの焦点距離ごとに被写体の撮りやすさを比較しました。○は比較的撮りやすい、▲は最初は撮りにくいけど慣れれば面白い写真が撮れる、と読み取ってください。

撮りたい被写体と写真のイメージが明確に決まっているなら、それに合った焦点距離を選ぶのがベストです。もし撮りたい被写体が決まっていなくて、とりあえず単焦点レンズを使ってみたいなら、王道の標準単焦点レンズ50mmを選ぶとよいですね。

単焦点レンズの焦点距離ごとの比較

プロがおすすめ!メーカー別おすすめ単焦点レンズ

単焦点レンズを買いたいけど、どれを変えばいいかわからない…。という方向けに、ぜひ買っておきたいおすすめ単焦点レンズを紹介します。

予算2万円から6万円で購入できるリーズナブルなレンズをセレクトしています。いずれもカメラで写真を撮るのがもっと楽しくなるレンズばかりです。

ニコン フルサイズ 一眼レフ のおすすめ単焦点レンズ

ニコンのフルサイズカメラは単焦点レンズのラインナップが充実しています。広角、標準、望遠とリーズナブルな単焦点レンズから高価な単焦点レンズまで選択肢がたくさんあります。

単焦点レンズの王道、50mmの単焦点標準レンズです。ズームレンズでは実現が難しい開放F値 F1.8で驚くようなボケの写真を撮ることができます。価格も2万円台で購入できるので、最初の1本におすすめしたい単焦点レンズです。

35mm、85mmも開放F値がF1.8と非常に明るいレンズです。50mmに比べて少し価格が高くなりますが、1本持っておくといろんな用途に使うことができるので、2本目におすすめです。

ニコン APS-C(DX) 一眼レフ のおすすめ単焦点レンズ

ニコンのAPS-Cカメラには専用のDXレンズがあります。レンズの名前にDXが表記されているのが特徴です。こちらのレンズは焦点距離35mmで、APS-Cカメラに装着すると52mm相当の標準レンズの焦点距離になります。2万円を切る価格で購入できるので、ぜひ買っておきたい1本ですね。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

フルサイズで紹介したAF-S NIKKOR 50mm f/1.8GはAPS-Cカメラに装着すると75mm相当の中望遠レンズとして使うことができます。フルサイズ対応なのでフルサイズとAPS-Cのどちらのカメラでも安心して使うことができますね。

AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

キヤノン フルサイズ 一眼レフ のおすすめ単焦点レンズ

キヤノンもニコンと同様に豊富な単焦点レンズのラインナップを揃えています。その中でもEF 50mm F1.8は前モデルが優れた描写力にもかかわらず1万円以下で購入できたことから「撒き餌レンズ」として有名でした。後継機になって1万円を超える価格になりましたが、それでも性能を考えると十分にお得なレンズです。

35mm、28mmのレンズも2012年にリニューアルされて手ぶれ補正のISが備わりました。50mm F1.8に比べると少し高価ですが、単焦点レンズの魅力を楽しめるとてもよいレンズです。

キヤノンの85mm単焦点レンズは10年以上前に発売されたF1.8とF1.2、それと最新のF1.4があります。F1.2とF1.4は価格が20万円を超える高級レンズです。このEF85mm F1.8は少し古い設計ですが、中望遠の焦点距離とF1.8の明るいF値で豊かなボケを楽しめるレンズです。

EF85mm F1.8 USM

キヤノン 一眼レフAPS-C(EF-S)一眼レフ のおすすめ単焦点レンズ

キヤノンのAPS-Cカメラ専用のレンズにはEF-Sと表記されています。APS-Cカメラの標準単焦点レンズとしてリーズナブルなレンズを紹介したいのですが、ニコンのAPS-Cカメラのように2万円台で変える標準レンズがありません。ここで紹介しているEF28mm F2.8 IS USM、EF35mm F2 IS USMはフルサイズ対応のレンズですが、APS-Cカメラに装着するとそれぞれ45mm、56mm相当の標準レンズとして使用できます。

キヤノンのAPS-Cカメラを購入したらぜひ使ってもらいたい単焦点レンズが、このEF-S 24mm F2.8 STMです。特徴はパンケーキレンズとよばれる薄い形状です。非常にコンパクトで軽いので、カメラを持ち歩くのが楽しくなること間違いなしです。

フルサイズでも紹介したEF50mm F1.8 STMはAPS-Cカメラに装着すると80mm相当の中望遠レンズとして使うことができます。お手頃な中望遠レンズとしていろいろ使えそうですね。

キヤノン APS-C(EF-M)ミラーレス のおすすめ単焦点レンズ

キヤノンはAPS-Cのミラーレスカメラもラインナップとして揃えています。その中で注目なのはEF-M32mm F1.4 STMです。他メーカーの標準レンズと比べると高価ですが、F1.8に比べて1/2段明るいF1.4の開放F値は魅力的です。APS-Cミラーレスカメラに装着すると51mm相当のジャストな標準レンズになります。

EF-M32mm F1.4 STM

もう一つはEF-M22mm F2 STMです。こちらは薄い形状のパンケーキレンズです。キヤノンのAPS-Cミラーレスカメラのコンセプトである小型軽量にマッチしたレンズです。APS-Cミラーレスカメラに装着すると35mm相当になるので、お散歩カメラとしてちょうどよい焦点距離ですね。

EF-M22mm F2 STM

ソニー フルサイズ ミラーレス のおすすめ単焦点レンズ

ソニーはフルサイズとAPS-Cともに単焦点レンズのラインナップが充実しています。またリーズナブルなレンズから高級なツァイスレンズブランドまで、価格の選択肢も多いのが特徴です。

まず手にしたいのが王道の単焦点標準レンズFE 50mm F1.8ですね。標準レンズの50mmと明るいF1.8の開放F値、さらに2万円台で購入できるお手頃さはとても魅力的です。

また28mmと85mmの単焦点レンズも5万円前後で購入できます、幅広く焦点距離を揃えて、レンズ交換を楽しみたいですね。

ソニー APS-C ミラーレス のおすすめ単焦点レンズ

ソニーはフルサイズ同様にAPS-Cミラーレスカメラもリーズナブルな単焦点レンズが揃っています。特にE 20mm F2.8とE 16mm F2.8は2、3万円で購入できる薄型のパンケーキレンズなので、スタイリッシュなソニーのミラーレスと相性がとてもよいですね。

マイクロフォーサーズのおすすめ単焦点レンズ

マイクロフォーサーズはオリンパスとパナソニックのレンズを相互に使うことができます。フルサイズ換算の焦点距離では数値が倍になることに注意してレンズを選びましょう。

王道の単焦点標準レンズは25mm F1.8です。標準レンズが25mmの焦点距離になるので、フルサイズやAPS-Cに比べてボケの大きさとしてはやや劣りますが、それでもF1.8の明るさはズームレンズにはない魅力です。

フルサイズ換算で28mm相当の薄型パンケーキレンズも3万円台で購入できるので、小型のマイクロフォーサーズカメラとの相性はバッチリですね。

ペンタックスリコー フルサイズ 一眼レフ のおすすめ単焦点レンズ

ペンタックスリコーのフルサイズ一眼レフに対応する単焦点レンズは設計が古いレンズが大半です。たとえば50mm標準レンズとしてFA50mmF1.4がありますが販売時期がかなり古く、最新のデジタル一眼レフの高画素がもったいないと感じてしまいます。

その中でもいち早く登場したのが、HD FA35mmF2 です。人気のある35mmの焦点距離がリニューアルされています。メーカーでは順次リニューアルを進めているので、希望の焦点距離が最新のレンズとして販売されるまで楽しみに待ちましょう。

HD PENTAX-FA 35mm F2

ペンタックスリコー APS-C 一眼レフ のおすすめ単焦点レンズ

ペンタックスリコーはAPS-C一眼レフのラインナップを揃えていますので、対応する単焦点レンズも比較的充実しています。レンズ名にDAと表記されているのがAPS-C専用レンズです。なかでもDA35mmF2.4ALはAPS-C一眼レフに装着すると52mm相当の焦点距離になります。F2.4と少し暗いのが惜しいところですが、2万円を切る価格で購入できるのが嬉しいですね。

同様にDA50mmF1.8もAPS−C専用の単焦点レンズです。こちらはAPS-C一眼レフに装着すると75mmの中望遠の焦点距離で、F1.8の明るいF値を1万円ちょっとの価格で手に入れられるのは魅力的ですね。

単焦点レンズは写真がもっと楽しくなるレンズ

いかがでしたか?単焦点レンズのことが理解できて、最初に買うべき1本が見えてきたのではないでしょうか?

単焦点レンズはズームができない不便さがありますが、開放F値が明るいというメリットを活かすことで、素晴らしい作品を撮ることができます。

またズームできない制約を写真の練習に活用することで、ベストポジションの探し方や質感表現といった写真の基本を勉強することもできます。

写真の表現はレンズで左右されます。ぜひ勇気を出して、単焦点レンズの深くて面白い世界に飛び込んでみましょう!

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